学校の活動日誌
今年も「花の宅配便」が届きました
今年度も公益社団法人日本フラワーデザイナー協会より、「花の宅配便」を届けていただきました。1月24日に幼・小・中・高等部の各クラスやグループ毎に、「花の観察」や「フラワーアレンジメント」を体験することができました。
幼稚部の幼児は、おうちに持って帰ることを伝えると「ママ」と言い、自分が挿したお花を持って帰ることを楽しみにしていました。
小学部の児童は、ガーベラの長い茎をゆらゆら揺らし、先にあるオレンジの花を楽しそうに追いかけて見て「きれいです」と伝えてくれたり、咲き誇るゆりの花が近づいてくるとその大きさにびっくりして、思わず先生の陰にかくれたりしました。優しく花を触ったり、茎が折れないようにオアシスに挿したりと優しい力加減で花を扱うことができ、アレンジし終わった花がゆらゆら揺れると笑顔になり、出来上がりに満足そうな児童もいました。
中学部・高等部の生徒は、1種類ずつ、花の名前と花言葉を聞き、花の形状や大きさ、葉の付き方などを触って確認すると、花によって違いがあることに気づき、「花が大きいです。」などと友だちに伝えたり、ゆりのつぼみの形が気に入り、指先で包み込むように触って感触を楽しんだりしていました。花の甘い香りに自ら花を引き寄せようとする生徒もいました。
「花の宅配便」は、子どもたちが豊富な生花に触れ、豊かな情操を育む貴重な機会となっています。
第8回きらめきアート展(Web開催)
今年度のきらめきアート展(Web)は、各校のホームページ上で開催されることとなりました。
本校 幼児児童生徒の作品を紹介します。(カラーページでは、作品写真を掲載しています。)
「にょろにょろ」 幼稚部 年長 箕浦 有佑
「ころころ、じゅわじゅわ、ぺたぺた」 小学部 1年 福永 実美
「トレイの上で(写し絵)」 小学部 3年 濵田 采花
「トレイの上で(写し絵)」 小学部 4年 佐々木 樹
「道具を使って塗ろう(絵の具とボンド)」 小学部 3年 M.K
「道具を使って塗ろう(クリームねんど)」 小学部 4年 廣野 翔星
「ビー玉ころころ」 小学部 6年 武市 あいら
「切って 混ぜて」 小学部 6年 宮崎 紗和
「シュッ、トン、ザラザラ」 中学部 2年 森 琉星
「セザンヌ模写」 高等部 1年 永井 亮太朗
「サカナ」 高等部 1年 川西 広希
「16作品比較」 高等部 1年 N.S
「サカナ」 高等部 1年 N.Y
「紙スカート」 高等部 3年 今井 悠稀
「なみなみボードで作ろう」 高等部 3年 長尾 美優
「桜の花びらペタペタ」 高等部 3年 林 智咲
「創立130周年記念 共同作品」
3学期始業式
3学期の始業式が行われました。
冬休みが明け、笑顔で集まる皆さんの姿がありました。
校長先生のお話では、2024年にパリオリンピック・パラリンピックが開催されたこと、
2025年は最先端の技術やアイディアが集まる場となる、大阪万博が開催されることについて紹介がありました。
また、今年は巳年。ヘビは脱皮を繰り返し成長をしていく生き物です。みなさんも夢や目標に向かって努力をして、自分を成長させていってくださいと話されました。
幼児児童生徒の皆さん、まだまだ寒い日が続きますが元気に登校して遊びや学びを深め、次年度に繋げられる3学期にしましょう。
白杖贈呈式と視覚障がい児のためのノルディックウォーク体験教室
12月17日(火)に、白杖贈呈式と視覚障がい児のためのノルディックウォーク体験教室が行われました。
これは、ウォーキングポールやスキーポールを製作する会社である「株式会社キザキ」が、金沢大学と共同で視覚障がい児用の白杖を開発し、その白杖を全国の視覚支援学校に寄贈する取り組みです。その一環として、本校にも白杖が寄贈されました。
最初に、校長室で贈呈式がありました。白杖を開発した経緯や、キザキケーンの特徴についての説明の後、白杖をいただきました。お礼に、本校の児童から、メッセージボードを渡しました。
その後、体育館でノルディックウォーク体験教室を行いました。はじめに、それぞれの身長に合わせてウォーキングポールの長さを調節しました。そのあと、2本のポールを持って歩きました。ポールをつくのではなく、置くようにすることやあごを少し上げて歩くことなどを教えていただきました。最初は、緊張してぎこちない歩き方になっていましたが、慣れてくると背筋を伸ばして姿勢よく歩けるようになりました。歩幅も広くなり、スピードも速くなりました。
教えていただいたことを、白杖歩行の練習や体を動かす活動に生かしていこうと思います。
2学期終業式
表彰伝達式と2学期の終業式を行いました。
表彰伝達式では、様々な検定や美術制作に意欲的に取り組んだ成果を称えて、賞状や記念品が授与されました。
終業式では、校長先生から、2学期の行事の振り返りと、冬休みに家族とたくさん話をしてくださいというお話がありました。
幼児児童生徒の皆さん、冬休みも元気に過ごしてください。3学期の始業式に会えるのを楽しみにしています。
絵本「あっちゃんあがつく」のさわる教材
「ふくろうの森」さわる絵本の会「ふわふわ」さんより教材の寄贈をしていただきました。毎年、教員の希望を聞いていただき、ボランティアで教材を作ってくださっています。
今回は、生徒が大好きな絵本「あっちゃんあがつく」のさわる教材を作っていただきました。いろいろな素材の布やフェルトを使って感触も工夫された本物そっくりで美味しそうな食べ物がずらり。コントラストをよくして見やすいように黒のボードに貼り、生徒が手を伸ばして掴むことができるようになっています。生徒たちは、大好きな絵本から飛び出したボードに貼られた美味しそうなおにぎりやエビフライ、お寿司にピザ・・・・ににっこり。いろいろな食べ物に視線を移してよく見て、手を伸ばしたり、動かしたりしていました。
ふくろうの森のみなさん、今回も素敵な教材をどうもありがとうございました。
牛との触れ合い!「わくわくモーモースクール」
11月18日、学校の運動場に1頭の乳牛と2頭の子牛がやってきました!
徳島県酪農業協同組合、徳島県畜産振興課、四国生乳販売農業組合連合会、徳島県家畜保健所等、多くの方々のご協力のもと、3つの体験をさせていただきました。
・子牛とのふれあい体験
生後2か月の子牛にじっくりゆっくり触れました。体は温かくて毛並みはなめらか。おでこや鼻、口元にも触れてみました。舌で手をペロリとなめてもらった子どもたちもいました。
子牛の胸に聴診器を当て、心音を聞かせてもらいました。
・乳牛の乳しぼり体験
乳牛「フレーバーちゃん」の体を触らせてもらうところからスタート。大きなおなかのふくらみやあばら骨、そしてうんと手を伸ばして、ほっぺや鼻にも触れました。酪農家さんからコツを教えていただいた後、やさしくおちちを握ってみると、あたたかい乳が出てきました。子どもたちは驚いたり喜んだり!怖がることなく、優しく触れていました。
模擬牛を使った乳しぼり体験もすることができました。
・バター作り体験
牛乳と生クリームを入れた容器を振って作ること、そして、音が変わったら振り方を変えて仕上げることを教えていただきました。教室で教員と一緒に挑戦!上下に振り続けるとパシャパシャと液体の音がしていた容器からだんだんと音が聞こえなくなり・・・。また振ると音が復活。今度はくるくる回すように振ると、容器の中のバターが丸く固まってできあがりました。残った水分も低脂肪乳として味わう子どもたちもいました。
牛と直接触れ合う体験を通して、命のぬくもりや優しさを感じるとともに、私たちは乳牛が出す栄養豊富な牛乳をいただいていることに改めて気づくことができました。教員も、酪農家の方々の話を聞き、学びを深めることができました。ご協力いただいた皆様、貴重な機会をありがとうございました。
おいわいしよう
徳島視覚支援学校は、今年で130回目のお誕生日を迎えました。
小学部7人は文化祭のステージで、お祝いの会を開くことにしました。
文化祭前からみんなで協力して、大きくおしゃれな3段ケーキや『おめでとう』のお祝いボードを作ったり、ステージで披露する阿波踊りを練習したりしました。
文化祭当日は、大きなケーキを作る様子を紹介しつつ、心のこもったお祝い会を披露することができました。
6年生にとっては小学部最後の文化祭。「楽しかったね」
Jパワー&よんでんWaンダーランド施設見学
「令和6年度徳島県環境・エネルギー教育支援事業」を受けて、11月14日(木)小学部C組、中学部、高等部普通科の児童生徒10名がJパワー&よんでんWaンダーランドの見学に行きました。
小春日和のよいお天気の中、リフト付きの大型バスに乗り込み出発しました。
Jパワー&よんでんWaンダーランドでは、人力発電マシンのレバーを回したり、足でペダルを漕いだりして、電気をおこす体験をしました。また、展示してある「電気ができるまでの物語」や「2tの石炭」、電話の声が変わる「エイリアンボイス」なども見たり、触ったり、聞いたりして楽しみながらエネルギーについて学習しました。
お弁当を食べたり、外の広い敷地の遊具で遊んだりして、楽しい時間を過ごしました。行き帰りのバスの中でも、自己紹介をしたり、リクエストタイムで好きな歌を聞いたり歌ったりしながら交流を深め、学部を超えて楽しく活動をしました。
エネルギーについての学習
「令和6年度徳島県環境・エネルギー教育支援事業」を受けて、身近なエネルギーについて学習をしました。
まず、高等部普通科1年の生徒が発電機セットを組み立て、小学部C組、中学部、高等部普通科でクラスごとに学習をしました。児童生徒たちは、自分で手回し発電機を回して電気をおこし、電気のエネルギーでプロペラが回ったときには、驚いたり不思議そうに見つめたりしていました。発電機のハンドルを回して、オルゴールの音が流れると、耳をすませて聞き、笑顔になりました。風力発電キットや光電池キットを使って電気をおこす体験では、風の心地よさや太陽や光の暖かさを感じながら、身近な風や太陽の力でエネルギーを生み出すことが可能であると知ることができました。
楽しい体験を通して身近なエネルギーについて学ぶことができ、Jパワー&よんでんWaンダーランドへの校外学習に向けた有意義な事前学習となりました。