寄宿舎の主な行事
第2回 寄宿舎合同緊急対応訓練
10月27日(金)に徳島視覚支援学校と徳島聴覚支援学校の寄宿舎指導員による第2回寄宿舎合同緊急対応訓練を実施しました。今回は、人工内耳装用の舎生が給湯室のドアに頭部を強打した想定で訓練しました。当日は、管理職や養護教諭の先生方も訓練を見学しました。
事案発生後、呼び出しベル等で知らせ、他の指導員と舎監が駆けつけました。緊急対応の指示カードを配り、応急処置やQコール(応援要請)、保護者連絡や救急搬送要請等を行いました。それらと同時並行で舎生の様子を記録し、状況の経過観察をしました。また、舎生が不安にならないように声かけをしたり、身体が冷えないよう布団をかけたりしました。今回、初めて訓練に参加した指導員もいましたが、発見者の的確な指示に従い、迅速な対応ができました。
今回の課題点や反省点等を改善につなげ、緊急時にはいち早く、安全に対応できるようくり返し訓練を積み重ねていきたいと思います。
マナー講習会
10月24日(火)中学部2名、高等部普通科1名の計3名で、マナー講習会を実施しました。
道を歩く時のマナー、階段や廊下を通る時のマナー、使ったあとはきれいにすることの大切さ、身だしなみを整えることの大切さの4点について、TVモニターの動画を見ながら2択クイズ形式で勉強しました。正解しているかな?と悩みながら回答札を上げたり、これは簡単!と問題を聞いてすぐに自信を持って回答札を上げたり、回答理由をお互いに伝え合いました。
最後に、登校時や外出時の様子を振り返りながら、身だしなみについてセルフチェック をしました。チェック表には、爪切りや整髪、服をきちんと着用するなどの項目がありました。どの項目もみんなしっかりできており、なんと!2人も‼︎身だしなみの達人がいました。
自分で正解を考えたり、友だちの意見を聞いたり、楽しみながら普段の生活の中で 必要なマナーについて学ぶことができました。
舎生より、掃除の仕方について学びたいという意見があったので、次は掃除の達人をめざす会を計画してもいいかもしれません。
合同親睦会
令和5年9月20日(水)寄宿舎合同親睦会を開催しました。視覚・聴覚両校舎生が集まって、体育館で「ミニ運動会」を行いました。
1つ目の競技は「借り物競走」です。2チームの対戦で各チームから1人ずつ同時にスタートします。自分で選んだカードには、様々なミッションが書かれています。聴覚舎生と一緒に走ったり、しりとりを10回したりしながらゴールをめざしました。応援にも力が入ります。
2つ目の競技は「綱引き」です。チームで力を合わせて一生懸命に、綱を引きました。
結果は接戦でしたが、Bチームが優勝、Aチームが準優勝でした。
どちらのチームも笑顔いっぱいの親睦会になりました。
舎生からは、「聴覚舎生とコミュニケーションをとることができた。」「白熱した勝負で盛り上がり、楽しかった。」などの感想がありました。
好きな食べ物や、好きな色を聞くというミッションもあり、他の舎生を知ることができました。また、協力して係を行ったり、楽しんで競技を行い親睦を深める良い機会になりました。
次回の行事も楽しみですね。
合同不審者対応訓練
令和5年9月14日(木)16:00~17:00
徳島中央署から3名、中央防災から1名、最寄りの交番から2名の方を招き、
早朝に不審者が寄宿舎に侵入する想定で合同不審者対応訓練を実施しました。
対応する舎監や指導員は、自分の身を守る道具を所持し、不審者と適度な距離を
保ちながら、毅然とした態度で対応しました。
指導員は、隙をみて学校110番通報装置で通報。
続いて、寄宿舎生に舎内放送で不審者の侵入を知らせ、速やかに避難を指示しました。
その後、侵入した不審者を刺激することなく建物の外に誘導したところで交番の警察官が到着。
不審者は身柄を確保され訓練終了しました。
寄宿舎生を対象にした警察からの講評では、望ましい避難の仕方や、
避難場所での過ごし方等についての話がありました。
教職員を対象にした講評では、間違いでもいいからいかに早く通報することの重要性や、
身を守る物を所持し、警察到着までの時間稼ぎの方法等について、実践的な助言をいただきました。
見た目だけでは判断できない不審者もいます。物腰が柔らかくても武器を隠し持っている
かもしれません。寄宿舎生だけでなく自らの命を守る行動をとるためにはどのようにすれば
良いか、常に危機意識を持って不審者に備えたいと思います。
いざという時に、落ち着いて不審者に対応ができるように、今後も様々な想定で
訓練をくり返していきたいと思います。
合同火災避難訓練
令和5年6月15日(木)午後5時から、寄宿舎合同火災避難訓練をしました。
当日までに、火災発生時の注意点等について事前学習を行い、屋外階段を下りて避難経路を歩く体験をしました。
当日は「午前6時50分頃、朝の日課活動中に寄宿舎棟西側の発電設備より出火する」という想定で訓練を行いました。
指導員が西側通路より煙を発見し、舎監や他の指導員に知らせる等の初期対応にあたりました。
舎生は放送や舎監や指導員の指示を聞き、タオル等で口を覆い、ヘルメットを着用し、白杖等の必要な物を持って避難を開始しました。成人舎生は協力して東側屋外階段を下りました。
指導員が「おんぶらっく」を使用して、車いす対応の舎生を背負い、一緒に避難しました。
全員、落ち着いて運動場まで避難できました。
訓練後は、教頭先生からの講評を聞きました。
火災時に、迅速かつ安全に避難できるように、これからも改善を図りながら、訓練を重ねていきたいと思います。