この度、定期異動で校長として赴任いたしました 廣島 慎一 と申します。
子どもたちの思い、保護者の皆様の思い、教職員の思い、地域の方々の思いを大切にしながら、子どもたちを思う一つ一つの思いが「つながる」学校となるよう取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
本校では、
①幼児児童生徒の人権を尊重し、一人一人を大切にする教育を学校におけるすべての教育活動をとおして行う学校
②視覚障がいや多様な障がいのある幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じた適切な指導及び必要な支援ができる学校
③視覚障がいの専門性を校内外で発揮できる学校
以上3点をめざす学校像として掲げ、幼児児童生徒と保護者が安心して日々を過ごすことのできる学校をめざします。
令和6年度の、本校の教育活動の推進と充実について、ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
令和6年4月1日 徳島島県立徳島視覚支援学校長 廣島 慎一
令和6年3月末をもって、2年間勤務させていただいた徳島視覚支援学校を離れることとなりました。
視覚障がい教育の経験がなかったことから、徳島県の特別支援学校で最も長い歴史と伝統のある徳島視覚支援学校の校長として勤務することに、戸惑いを感じたことも少なからずありましたが、自分の役割は何かを考えながら務めさせていただいた2年間でした。
令和4年度には、新型コロナウイルス感染症への対応が次第に変化していき、全国的に研修や会議が参集形態となるにつれて、職員室をはじめとする校内の緊張感も緩和されてきました。
令和5年度には5類に移行したこともあり、学校生活が安心して過ごせるようになり、幼児児童生徒が生き生きと学ぶことができるようになったことが印象的でした。
また、全国の盲学校・視覚支援学校は、67校で1県1校が多く、全国や中国・四国地区の盲学校・視覚支援学校との連携力が強く、他県の盲学校・視覚支援学校の校長先生方から様々なアドバイスを頂くことができました。
今年度は、中国・四国地区盲学校長会長を務め、全盲長会地区理事として、中国・四国地区の取組を発信したり全盲長会との橋渡し役を担わせていただきました。東京都立文京盲学校、高知県立盲学校、広島県立広島中央特別支援学校、岡山県立岡山盲学校を訪問し、他県の取組を自校の学校経営の参考にすることもできました。
そして、徳島県教育会研究指定校として、視覚障がい教育Q&Aを作成したことも、これからの徳島視覚支援学校の役割を示唆しているように感じています。
思い出は尽きませんが、お二人の会長様をはじめとするPTAの皆様、幼稚部から職業学科までの先生方、いつも迅速に対応いただけた事務室の皆様、「これからの徳島視覚支援学校に期待したいこと」について熱心に熟議いただいた学校運営協議会の委員の皆様、地域の皆様、なにより学校の主役として、いつも全力で学びに取り組んでいた幼児児童生徒の皆さんに、心から感謝を申し上げるとともに、徳島視覚視覚学校のますますの発展を祈念して、お別れとお礼のことばとさせていただきます。
令和6年3月30日
徳島県立徳島視覚支援学校長 小谷慎一