徳島視覚支援学校 |
〒770-8063 徳島市南二軒屋町2丁目4-55 ℡ 088-622-6255 FAX 088-622-0282 メールアドレス 学校代表 tokushikaku@mt.tokushima-ec.ed.jp 目と耳の相談支援センター metomimi_soudan@mt.tokushima-ec.ed.jp 目に関する相談 tokushikaku_soudan@mt.tokushima-ec.ed.jp |
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12月17日(金)に徳島県人権教育指導員の久米利國先生をお招きし,生徒対象人権講演会を行いました。「粗末にするな自分もひとも いじめについて考えよう」をテーマに講演をいただきました。
講演では,ご自身の体験から,いじめや差別がなぜ起こるか,いじめや差別がなくなるようにするには各人が自分のことを大切にするとともに周りの人も大切にし,それぞれの自尊感情が高まるようにしなければならないということを教えていただきました。生徒たちにとって,あらためて自尊感情の大切さを学ぶ機会になったと思います。
令和2年12月4日(金)に高等部普通科生徒を対象に,「インターネットによる人権侵害」をテーマにした人権教育講演会を実施しました。講師は徳島県人権教育指導員で,徳島市の人権啓発推進員の伊達良史先生です。
講演会の前半は,インターネットの良い点,悪い点,インターネットの利用状況はどのようになっているのかなどの内容を最近の事例を交えて教えていただきました。後半は,インターネット上でのトラブル(なりすまし)について動画資料を通して学びました。またインターネットを楽しむためのコミュニケーションの仕方についても教えていただきました。生徒たちもスマホなど身近な問題とあって熱心に聞いていました。
講演会後の生徒アンケートからは,「インターネットによる人権侵害について実例を通して具体的に学ぶことができてとてもわかりやすかった。」「学んだことをこれからの生活に生かしていきたい。」などの感想があり,充実した講演会となりました。
2月21日(金)
中学部と高等部でそれぞれ,徳島聴覚支援学校の生徒と合同で事前学習を行いました。
中学部では,見えない・見えにくい人の「歩く」ことに関するクイズを出題しました。 A 組の生徒から一人ずつ,手すりについているシンボルや廊下の渡り方,白杖の使い方についてのクイズを出し,実際にしている様子をビデオで見てもらいました。点字ブロックができるまでの話などを聞き,協力して啓発用のイラストが描かれたカードをティッシュに入れた後,街頭での呼びかけの練習をしました。
高等部では,合同のグループで点字ブロッククイズに挑戦。友だちと協力しながら解答をだしました。その後,徳島聴覚支援学校の生徒や先生方は,視野狭窄などの体験ができるゴーグルを着用してロービジョン体験をしながら、一緒にカードを入れる作業を行いました。
3月に予定していた駅前や学校近隣での啓発活動は,新型コロナウィルス感染症対策のため,残念ながら中止となりました。今年度は,教員が学校近隣の店舗に啓発用ティッシュを置かせてもらうことになりました。
※啓発用カードとティッシュの写真
10 月 4 日(金)
1 回目の進路講演会に引き続き,育成コンサルタントの祁答院千秋氏をお招きしてビジネスマナー(電話の応対のマナー)についてセミナーを行いました。
まず,電話では声のみの応対となるため,言葉遣い,声のトーンなどに細心の注意をはらい,十分な心配りが必要であることを教えていただきました。
実際にデモンストレーション用の固定電話を使って,電話を受けるマナーについて一人ずつ演習をしました。生徒達は,緊張しながらも講師先生に教えていただいた明るい,はっきりとしたわかりやすい声を意識しながら,「ありがとうございます。徳島会社の ○○ でございます。 □□ 会社の ■■ 様でいらっしゃいますね。・・・・・」などと,復唱確認をして電話を取り次ぐ練習をしました。相手の名前が聞き取りにくい場合や不在の場合の対応を始め,いろいろ状況での対応やこちらからかける時のマナーについても教えていただきました。
生徒たちは経験の少ない固定電話での応対の基本的なマナーの知識を得て,実際に電話での応対をすることや講師先生から一人ずつアドバイスをいただき,電話の応対に前向きに取り組んでいました。
※デモンストレーション用の固定電話を使って,練習をしている生徒
5月17日(金)
中学部と高等部普通科の生徒を対象に,社会人や職業人としての心構えや就業体験や校内校外実習で必要となる対人関係や接客の基本マナーについて理解し,演習を通して実践力を養うことを目的として育成コンサルタントの祁答院千秋氏をお招きしてビジネスマナーセミナーを行いました。
最初の演習では,2人組になり,時間を決めて話をし,お互いの共通点をできるだけたくさん見つけることをしました。生徒たちは始めはぎこちない様子で話をしていましたが,だんだんと会話も弾み,好きなことや得意なこと,苦手なこと等,複数の共通点を見つけることができました。生徒たちは,コミュニケーションをとるときに,共通点があると話がしやすくなったり,親しみを持つことができたりすることを実感できたようでした。また,基本マナーの5原則,身だしなみ(清潔・機能的・上品)・表情(笑顔を意識して表情豊かに言葉に合った表情)・態度(姿勢や動作)・挨拶(自分から積極的に挨拶をする)・言葉遣い(感じよく聞く・わかりやすく話す・丁寧な言葉遣い)についても実際に演習を行い,熱心に取り組むことができました。
※二人組になって説明を聞く生徒
※祁答院先生の正面に立ち挨拶の練習をする生徒
令和元年12月6日(金)に中学部・高等部生徒を対象に,「子どもに対する人権侵害」をテーマにした人権教育講演会を実施しました。タイトルは「すべての子どもに安心・自信・自由を!」でした。講師は徳島県人権教育指導員で,子どもの人権を守る活動をしている団体である「 CAP とくしま」で活動されている阿部和代先生でした。
前半は,虐待,体罰,いじめなど子どもに対する人権侵害の現状はどうであるのかといった内容を最近の事例を交えて教えていただきました。
後半は,阿部さんが所属されている CAP とくしまのプログラムを行いました。どんなときが安心か,自信が持てるか,自由かを考えたり,ストレスがたまったときの対処方法を教えていただいたりしました。また誘拐や痴漢,性暴力に遇いそうになったときの対応方法として特別な叫び声の紹介など,自分自身を守る方法についても教えていただきました。生徒だけでなく教職員も一緒に学ぶことができる講演会となりました。
研修後の生徒アンケートからは,「子どもの人権や DV などを,実例を通して具体的に学ぶことができてとても分かりやすかった」「一人一人それぞれが,いろいろな考え方や個性を持っていてもよいということに気づくことができた」などの感想があり,満足度の高い講演となりました。
※お話をされている阿部先生。
9月2日(月)に徳島聴覚支援学校と合同で保護者や教職員を対象に人権講演会を実施しました。徳島県人権教育指導員の弘瀬理沙さんを講師に迎え,「人権ってなに?」をテーマにお話をしていただきました。
保護者対象では,「人権とは何か」「差別と区別の違い」「心の問題」など様々な視点から,教職員研修では,「差別はどうつくられるか」といったお話を中心に,弘瀬さん自身の体験を交えながらわかりやすくお話をしてくださいました。弘瀬さんからは,「心で何を思うかは自由。それをどのようにして外に出していくのかが大事」「意識が差別をさせる。意識をどう変えていくか」など,心に残る言葉にたくさん出会えた講演でした。改めて人権について考えることができた貴重な機会となりました。弘瀬さん,ありがとうございました。
※お話をされている弘瀬さんの画像
6月21日(金),7月23日(火)
中学部・高等部の進学希望の生徒や保護者を対象に,6月21日に
『国立大学法人筑波技術大学』,7月23日に『国立吉備高原職業リハビリテーションセンター』の説明会を行いました。それぞれの先生に来ていただき,視覚障がい者に対応した学科や内容,受け入れや就職の状況等を詳しく教えていただきました。
※筑波技術大学の先生から説明を聞いている生徒
今年度も「点字ブロックの日(3月18日)」の啓発活動に徳島聴覚支援学校の児童生徒と協働して取り組みました。幼稚部・小学部は近くの銀行やお店に行き,啓発用のリーフレットの入ったティッシュを置かせてもらいました。
中学部・高等部は徳島聴覚支援学校の生徒と一緒に徳島駅前での街頭啓発活動を3月15日に行いました。啓発用のティッシュに加えて,日本点字図書館が発行している目の不自由な人の誘導方法を簡単にまとめたリーフレット「いっしょに歩こう」も一緒に配布をしました。小雨の降る寒い日でしたが、大きな声で徳島駅前を通る人に呼びかけ、啓発を行うことができました。
※車いすの生徒が通行する人にティッシュを渡そうとしている写真
※生徒が啓発用のティッシュを渡している写真
11月16日に中学部と高等部普通科の生徒と参加希望の保護者が,自立を目指す重度障がい者の手助けをするために「自立生活センターとくしま」を立ち上げて活動されている内田由佳さんと座談会を行いました。
内田さんが考える「自立生活」とは,「自分で決めて暮らしをする」ということ。「身体が動かせなくても誰かのサポートがあれば地域で生活できる。自分で全てできなくてもよい。いろいろなサービスを受けて自分で選んで支援を受ける。」ということが,生徒たちにも印象に残ったようでした。また,「誰かに頼ることは誰でもあること,サポートを受けることに抵抗を持たず,いろいろな人にお願いできるように,表現できるように,今から力をつけてほしい。」とアドバイスがありました。大学での生活についてもお話していただきました。座談会終了後,保護者や教員の質問や相談にも時間をとってくださり,「先回りして助けてあげるのではなく,本人が考える力をつけるサポートをしてほしい。社会に出ると差別や偏見を味わうことが多くなるが,それを乗り越える力をつけること,一歩下がった支援が大事。」とアドバイスしてくださいました。
生徒からは「親元を離れて自立し,一人暮らしをしている姿に感動し,とても驚いた。」「内田さんの行動力がすごいと思った。」「これからも自分でできることを増やしたり,できないことを人に依頼したりする練習を継続していきたい。」「自分から人に頼むことと行動することの大切さを知った。」等の感想があり,卒業後の生活について考えるきっかけになったようです。
※内田さんとヘルパーさんを囲んで話を聴いている様子
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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