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サマースクールを実施しました

 8月17日(木)に、地域の学校に通う見えにくさのある小中高校生を対象に、サマースクールを行いました。 

 はじめに、全員で「フライングディスク」をしました。「フライングディスク」は、プラスチック製の円盤(ディスク)を、的となる約直径90センチの輪に向かって投げ、輪の中を通過させられるかを競うスポーツです。通過したことが音でわかるように、輪にはビニールひもを付けています。

 今回は、参加者の年齢が小学生〜高校生までと幅広いため、ディスクとボールの2種類を用意し、好きな方を選択して投げるルールにしました。

 当日は、チーム対抗でゲームを行いました。最初にディスクの持ち方や投げ方の練習を行ってから、ゲームをスタート!

 ゲーム中は、的の位置を知らせるために的の後方から鳴らしている太鼓の音や、投げたディスクが輪に当たる音、ディスクが通ったことを知らせるベルの音などが聞こえます。ディスクを投げる時の表情は真剣そのもの。周囲の人も、手がかりとなる様々な音が聞こえるように、静かに応援をしていました。チーム対抗でのゲームをみんなで楽しみながら活動することができました。

   

 次に、中高生は、見えにくさのある大学生と座談会をしました。座談会に来てくれた大学生は3名で、本校の卒業生や、これまでに本校の教育相談で関わったことのある大学生です。

 中高生からは、大学受験の配慮申請や、周りの友だちへの説明の仕方、教材教具に関して等、幅広い質問が出ました。大学生たちは、それぞれの経験を交えて話してくれ、中高生たちも具体的なイメージをもつことができたようです。

 また、「拡大教科書が重たい」「勉強していると身体が痛くなる」等といった悩みには、お互いが様々なアイデアを出し合い、今後の生活の参考になったことと思います。

 日々の生活の中で感じてきた、「見えにくくて、こんなことがあるよね」といった体験を、お互いに打ち明け合うこともでき、参加者にとって良い時間になりました。