各課からのお知らせ

内田さんとの座談会

11月16日に中学部と高等部普通科の生徒と参加希望の保護者が,自立を目指す重度障がい者の手助けをするために「自立生活センターとくしま」を立ち上げて活動されている内田由佳さんと座談会を行いました。
内田さんが考える「自立生活」とは,「自分で決めて暮らしをする」ということ。「身体が動かせなくても誰かのサポートがあれば地域で生活できる。自分で全てできなくてもよい。いろいろなサービスを受けて自分で選んで支援を受ける。」ということが,生徒たちにも印象に残ったようでした。また,「誰かに頼ることは誰でもあること,サポートを受けることに抵抗を持たず,いろいろな人にお願いできるように,表現できるように,今から力をつけてほしい。」とアドバイスがありました。大学での生活についてもお話していただきました。座談会終了後,保護者や教員の質問や相談にも時間をとってくださり,「先回りして助けてあげるのではなく,本人が考える力をつけるサポートをしてほしい。社会に出ると差別や偏見を味わうことが多くなるが,それを乗り越える力をつけること,一歩下がった支援が大事。」とアドバイスしてくださいました。
 生徒からは「親元を離れて自立し,一人暮らしをしている姿に感動し,とても驚いた。」「内田さんの行動力がすごいと思った。」「これからも自分でできることを増やしたり,できないことを人に依頼したりする練習を継続していきたい。」「自分から人に頼むことと行動することの大切さを知った。」等の感想があり,卒業後の生活について考えるきっかけになったようです。 
 

メニューに戻る