カテゴリ:サポート課
令和2年度専門研修(地域研修)を実施しました。
令和2年10月28日(水),本校において,専門研修(地域研修)を実施しました。
講師として徳島大学大学院医師薬学研究部眼科学分野助教授の岩田明子先生にお越しいただき,「視覚障がい児・者の視覚管理とロービジョンケア」の演題でご講演いただきました。本校教職員の他,地域で弱視の児童生徒の教育に携わる小中学校の先生方にもご参加いただくことができました。
岩田先生より,視覚障がいの早期発見・早期治療の意義と現状として,3歳児検診に視力検査が導入されたのち,治療開始時期が早まり,視力予後が向上しているケースが増えたことや,対象児・者の見方や姿勢,目の状態,本人の訴えなどから早めに対応することの必要性について教えていただきました。また,代表的な眼疾患について,症例をもとに,検査,治療,手術,予後と写真を提示しながらわかりやすくお話ししてくださいました。
参加者からは「小児の眼疾患において,早期発見・早期の適切な治療がいかに重要であるかを再認識することができた。」「実際の症例について検査のポイントや現在の治療法について知ることができ,大変興味深かった。」「治療用眼鏡や矯正眼鏡の大切さをあらためて感じたので,常時装用ができるような言葉かけや支援を行いたいと思った。」などの感想が聞かれました。
※密を避けるため4会場に分散し,オンラインで実施しました。
専門研修(地域研修)を実施しました。
令和元年8月7日(水),本校において,専門研修(地域研修)を実施しました。講師として,広島大学大学院教育学研究科 特別支援教育学講座 准教授 氏間和仁先生にお越しいただき,「高大連携~大学入試と合理的配慮~」の演題でご講演いただきました。
本校教職員の他,地域で弱視の児童生徒の教育に携わる小中学校の先生方にもご参加いただくことができました。
氏間先生より,視覚障がいのある生徒が大学進学を希望する際に可能である視覚補助具の使用や,その他の配慮申請について,大学入試の現状と,先生の取組の事例を交えながらお話がありました。
参加者からは,「対象生徒に対する適切な環境整備とスキルアップの必要性の具体例がよくわかった」「(生徒に)自分の夢を実現させるために配慮要求の力(適切な配慮申請できる力)を身につけてほしい」「合理的配慮を受けるために,学校側も色々試して最善の方法をみつけていかなければならないと感じた」などの感想が聞かれました。