サマースクールを実施しました。

8月22日(月)に,地域の学校に通う見えにくさのある小中学生を対象に,サマースクールを行いました。

内容は,STT(サウンドテーブルテニス),はてなボックス,座談会でした。

STTは,卓球によく似た視覚障がい者スポーツの1つです。初めてSTTのラケットを手に取る児童もおり,ラバーの付いていないラケットを不思議そうに見たり触ったりしていました。はじめはアウトになることが多かった子どもたちも,ピンポン球の進む方向を確認しながら,ラケットの向きを調整していました。試合は白熱し,「もう1回やりたい!」と盛り上がりました。

はてなボックスは,一人がボックスの中に入っている物を触り,その手触りや大きさ等をみんなに伝え,みんなで中に入っている物を当てるゲームです。みんなでイメージを共有できる言葉探しに悪戦苦闘しながらも,友だちからの「大きさはどのくらいですか?」等の質問に助けられながら,みんなでよく考えました。

ゴーヤを触った生徒は,「突起がたくさんある」「とうもろこしぐらいの大きさ」「一方の先からは何か伸びている」等と伝え,その手の匂いをかいで「野菜の匂い」と紹介していました。

座談会は,本校の見えにくさのある教員2名と一緒に行いました。先生たちの見え方の話を聞いて自分のことを話したり,小中学生時代のことを質問したりしながら,話が深まりました。

今回のサマースクールを1つのきっかけとして,友だちや先輩とつながっていけたらいいなと思います。