日誌

学力向上

令和3年度 徳島県立徳島視覚支援学校 学力向上実行プラン(計画)

3年度 徳島県立徳島視覚支援学校学校「学力向上実行プラン」
徳島県立徳島視覚支援学校長 名山 優
1 学力向上検討委員会構成
学力向上検討委員
管理職
校長 名山 優
教頭 中井 邦枝
学力向上推進員
教諭(研究・情報課長) 内田 敬久
委員
教諭(高等部学部長) 蔭岡 絵美
教諭(幼小中学部学部長) 立石 美佐
教諭(教務課長) 山根 理恵子
教諭(渉外・安全課長) 浅野 かおり
教諭(生徒活動課長) 松本 寛子
教諭(人権・キャリア教育課長) 渡邉 珠子
教諭(サポート課長) 橋本 恵理子
教諭(研究・情報課長) 内田 敬久
教諭(寮務主任) 大西 和也
主任寄宿舎指導員 鴨井 正恵


(幼稚部)幼児児童生徒の状況

よさ
○進級児は,新しい教員とのかかわりの中でも,これまでに身に付けてきたことを行動で表したり,自分の思いを伝えようとしたりしている。新入児は,少しずつ幼稚部での生活に慣れ,のびのびと自分を表現できる場面が増えてきた。
課題
○他の療育機関と併用している等の関係で,登校日数が限られている。限られた登校日数の中で,子どもたちが,自分から身の回りのことに取り組もうとする保育を実践すること。
具体的目標(目指す子どもの姿)
○かばんの片付け・準備や食事,排泄に関することに自ら取り組むことができる。
成果指標
○個別の指導計画の身辺自立に関する目標の評価が,80%以上◎か○になる。
注)「◎」:できたもの又は確実にできないとしても,次の目標にステップアップしてもよいと思われるもの。
注)「○」:できたりできなかったりするもの。もう少し同じ目標を続けた方がよいと思われるもの。
達成状況

評価

具体的方策(教員の取組)
○日々の保育のふり返りや保育日誌を通して,幼児一人ひとりの実態や支援方法について教員で共通理解し,次の保育へ生かす。
取組指標
○保育日誌に記録を残す。
○進級児については昨年度の方法を引き継ぎ,ステップアップが可能な場合は,その都度共通理解を図る。
○保育のふり返りの中で,自分で取り組めた時の状況や幼児の様子,手立てについて共通理解を図る。
○保護者と情報を共有し,一緒に取り組む。
取組状況

達成状況を踏まえた改善事項


(小学部)幼児児童生徒の状況
よさ
○少人数対応や個別対応できる学習時間を確保しやすく,児童一人一人の障がいの程度やその日の健康状態等に応じたきめ細やかな学習活動を展開できる。
課題
○児童一人一人の課題が多岐にわたる。児童の心身の安定を図りながら,意欲的に学習に取り組める環境設定が大切である。また,児童一人に複数の教員が指導・支援を行うため,指導の手立てや支援方法の共有が必要である。
具体的目標(目指す子どもの姿)
○目標となっていることや課題となっていることに意欲的に取り組むことができる。
成果指標
○個別の指導計画「自立活動」と「日常生活の指導」の目標において,年度末評価の「◎」「○」が,学部全体で80%以上になる。
注)「◎」:できたもの又は確実にできないとしても,次の目標にステップアップしてもよいと思われるもの。
「○」:できたりできなかったりするもの。もう少し同じ目標を続けた方がよいと思われるもの。
達成状況

評価

具体的方策(教員の取組)
○児童一人一人の実態や目標について学部内で共通した指導や支援を行うために,個別の指導計画の目標や手立て,自立活動シートの内容を共有する。
取組指標
○児童一人一人の自立活動シートを作成する。
○児童の目標と支援方法について,ケース会を年間6回以上実施する。
○外部講師による指導・助言等を学部内で共有し,指導・支援方法の改善を図る。
取組状況

達成状況を踏まえた改善事項


(中学部)幼児児童生徒の状況
よさ
○教員との1対1での個別学習と,クラスや他学部との合同学習を通しての集団学習に取り組む環境があり,教育活動全般を通して,障がいの程度に応じて個々の課題に取り組んだり,集団の中で社会性を広げたりすることができる。
課題
○自分で考えたり,見通しを持って自主的に活動したりするための課題設定や場面設定が必要である。また,担任外の教員との個別の指導計画の目標や指導の手立ての共有が必要である。
具体的目標(目指す子どもの姿)
○見通しを持って,一人でできる活動を増やすことにより,自分で考えたり,自主的に行動したりすることができる。
成果指標
○「個別の指導計画」の目標のうち,「見通しを持って集団に参加する」「見通しを持って次の活動の準備が自らできる」,「自ら報告や要求ができる」,「自ら選択できる」等の評価が「◎」と「○」が学部全体の80%以上である。
達成状況

評価

具体的方策(教員の取組)
○個々の生徒に合った,ICT機器やコミュニケーション代替機器,支援ツール等を活用した授業実践を行い,その際の指導の手立てや支援方法について教員間で共有する。
取組指標
○各クラスで使用しているICT機器やコミュニケーション代替機器,支援ツール等の使い方を教員間で共有し,効果的な活用方法について年1回以上検討する。○複数の教員間で,生徒の実態,よりよい支援の方法,課題となること等,情報を共有するための話し合いを年6回持つ。
取組状況

達成状況を踏まえた改善事項


(高等部普通科)幼児児童生徒の状況
よさ
○3年生2名,1年生1名が在籍している。お互いの個性を尊重しながら,協力し合い学校生活を過ごしている。それぞれの生徒は,卒業後の進路を見据え,具体的な目標をもって学校生活を送っている。
課題
○それぞれの生徒が,必要とする合理的配慮を受けながら,積極的に学習に取り組み,日々学習を積み重ね,学力向上に努めることが課題である。
具体的目標(目指す子どもの姿)
○進路実現に向けて,学業や日常生活,社会生活に必要な知識・技能・態度を身につけるため,分からないことは教員に質問したり,調べたりするなどして,自ら学び理解しようとする生徒。
成果指標
○準ずる教育課程の生徒は,各学期ごとに評定4以上の教科・科目数が4以上ある。
○知的障がい者を教育する特別支援学校教育課程代替の教育課程の生徒は,個別の指導計画の目標に対する評価のうち「◎」と「○」が80%以上である。
達成状況

評価

具体的方策(教員の取組)
○保護者,高等部全教員,関係諸機関との連携を図り,情報収集・整理等を行い,日々の学習に活かす。
○個々に応じて,事業所の見学や就業体験,校外模試等を実施する。
○進学,就職等,進路希望に応じた合理的配慮の資料作成や,関係諸機関への情報提供等を行い,円滑な進路活動を支援する。
取組指標
○各生徒または各進路に応じたケース会議を行う。
○就業体験や校外模試等,各生徒の希望進路の情報や指標等を得られる機会を設定する。
○生徒の進路状況に応じたナビゲーションブックを作成し,進路活動の際に活用する。
取組状況

達成状況を踏まえた改善事項


(高等部職業学科)幼児児童生徒の状況
よさ
○あん摩マッサージ指圧師,はり師,きゅう師になるという卒後に向けての明確なビジョンを持って学習に取り組んでいる。
課題
○一人一人異なる見えにくさからくる学習の困難をどのようにクリアしていくかが課題となっている。
具体的目標(目指す子どもの姿)
○専門的知識や技能を身につけると共に,医療人としての自覚をもち,他者と共存しながら,健康で豊かな人生を自ら切り拓くことのできる生徒。
成果指標
○定期考査や実技評価等で60%以上の成績を取る。
達成状況

評価

具体的方策(教員の取組)
○知識・理解・技術を深め,医療人としての資質が向上するように,ICT機器を活用しながら生徒個々の課題を教員全体で共有し,改善を行いながら取り組む。
取組指標
○生徒個々の課題に対して,ICTを活用して,見え方に応じた授業や学習資料を作成する。その内容を理療科会や職業学科会で共有する。
取組状況

 

達成状況を踏まえた改善事項