その他の工夫

「黒板」
教室には,壁貼り付け黒板,1枚昇降黒板,上下黒板,上下ホワイトボードなど使用用途に応じた様々な黒板を設置しています。 
壁に貼り付けた黒板1枚昇降黒板   上下黒板   上下ホワイトボード

「棚の工夫」 
教室の作り付けの戸棚,靴箱等の棚の小口等は,濃いグレーにして側面の色とコントラストをつけています。棚の部材すべてが同じ色では,正面から見た時に,棚全体が一色に見え,棚の奥行きや区画もわかりづらくなります。そのため,小口を色づけすることで1つずつの区分けをわかりやすくしています。
教室の棚 昇降口の靴箱
「さわれる校章」
1階に,両校の「さわれる校章」を掲示しています。枠から取り外して,見たりさわったりすることができます。デザインによって,凹凸をつけたり手触りをかえたりしています。
触れる校章 手触りを変えています  

「中庭の工夫」
中庭には,砂場やブランコ,築山(滑り台),肋木等の遊具があります。全盲の子どもたちが,決まった入口から中庭に入って遊具で遊ぶ時,遊具から約1m幅の周囲に芝生を張ることで,路面の変化(芝生と土)を情報とし,遊具ゾーンに進入したことがわかるようにしています。
ブランコの周囲に張った芝生うんていの周りに張った芝生
 「遊具スペースの工夫」
運動場西には,鉄棒,ブランコ,複合遊具などを設置しています。さらに,敷地東には,防球ネットや手すりで区切った遊具スペースを設置しました。これは,目が見えない・見えにくい子どもたちが,限定された安心・安全な空間でのびのびと遊ぶためのスペースです。スペースの外周には,地面と異なる踏み心地の歩行ゾーンを用意しています。また,手すりも設置し,その部分の点字表示を手がかりに各遊具に移動することができるようにしています。
敷地東遊具スペース

 また,学校敷地内には,葉の形や匂いに特徴がある木,実がなる木等,季節を感じられる木々を植えています。
果実がなる木 木の実がなる木